auじぶん銀行の住宅ローンを契約した方は、auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」を案内されます。
火災保険は、火災だけでなく、水災や風災などの災害から住まいを守るため、住宅ローンを借りる際に必須な保険と言えます。
しかし、いざ火災保険を選ぶとなると、補償内容や保険料の差、様々なオプションなど、複雑で分かりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。
今回は、auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」について、詳しく解説していきます。
住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」
「タフ・すまいの保険」は、auじぶん銀行が取扱代理店となった住宅ローン専用の火災保険です。
住宅ローン本審査後に、「タフ・すまいの保険」の案内がありますが、実際に対応するのは、共同代理店であるauフィナンシャルパートナー株式会社です。
auフィナンシャルパートナー株式会社は、「KDDI株式会社」「auフィナンシャルホールディングス株式会社」「au損害保険株式会社」の3社が出資して設立された『ファイナンシャルプランナー(FP)によるファイナンシャルプランニング(FP相談)』を専門とする会社です。
近年、ライフプランの多様化や社会環境の変化により、お金に関する不安や悩みを抱える人々に対して、専門的な知識を持つFPが個々の状況に合わせたアドバイスを提供することで、より安心で豊かな生活を送れるよう支援することを目的として設立されました。
専用火災保険の案内もその一環と言えます。
「タフ・すまいの保険」の特徴
auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」の特徴は、以下の通りです。
- 団体扱の火災保険で、保険料が割安
- ネットで簡単申込み
団体扱の火災保険で、保険料が割安
auじぶん銀行の住宅ローン契約者が多数加入されるため、団体扱いの火災保険となります。
団体扱いとは、多くの人がまとめて加入する保険のことで、個人で契約するよりも保険料が割安になるのが特徴の1つです。(ローン団体割引を適用)
団体扱いの場合は、個人契約と比べて保険料が割安になりますが、他の火災保険と比べて安いかは別の話です。
保険料の安さで火災保険を決めようと考えている方は、必ず同じ条件の保障内容で保険料を比較しましょう。
ネットで簡単申込み
auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」は、スマホやパソコンからネットで簡単に申し込めるため、わざわざ店舗に行く必要がありません。
火災保険の保険料は、auじぶん銀行の口座から引落としできますが、特に特典はありませんので、引き落とし先は自由に選択してください。
契約プランの内容
auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」には、以下の4つの契約プランがあります。
- フルサポートプラン
- セレクト(水災なし)プラン
- セレクト(破損汚損なし)プラン
- セレクト(水災・破損汚損なし)プラン
これは、auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険プランです。
火災保険は、ハウスメーカーや代理店などで補償プランが異なることがあります。
例えば、auじぶん銀行専用ではない一般の火災保険「タフ・すまいの保険」では、以下のプランが用意されています。
- フルサポートプラン
- セレクト(水災なし)プラン(共同住宅建物専用プラン)
- セレクト(破損汚損なし)プラン
- セレクト(水災・破損汚損なし)プラン(共同住宅建物専用プラン)
- エコノミープラン
エコノミープランは、「①火災、落雷、破裂・爆発」「②風災、雹災、雪災」のシンプルなプランですが、auじぶん銀行専用の火災保険「タフ・すまいの保険」にはありません。
火災保険料を少しでも抑えてエコノミープランを選択したい方は、auフィナンシャルパートナー株式会社経由ではなく、あいおいニッセイ同和損保の代理店経由で契約しましょう。
契約プランの違い
auじぶん銀行専用の火災保険「タフ・すまいの保険」の4つの契約プランの違いは以下の通りです。
補償内容 | フルサポートプラン | セレクト(水災なし)プラン | セレクト(破損汚損なし)プラン | セレクト(水災、破損汚損なし)プラン |
---|---|---|---|---|
火災、落雷、破裂・爆発 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
風災、雹災、雪災 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
水ぬれ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
盗難 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
水災 | 〇 | × | 〇 | × |
破損、汚損等 | 〇 | 〇 | × | × |
auフィナンシャルパートナー株式会社経由で申し込む場合は、この4つの中から選択します。
補償内容は、他の火災保険とさほど違いはありません。
「水災」「破損、汚損等」をどれぐらい重視するかで4つの中から選んでください。
地震保険
火災保険は、火災や風災などの災害による損害を補償してくれる重要な保険ですが、地震や噴火、津波などの「地震等」は補償対象外です。
地震による被害を補償対象としたのが、「地震保険」ですが、地震保険は火災保険とセットでしか加入できません。
ただし、この地震保険を付けておけば安心というわけではなく、「タフ・すまいの保険」では、保険金額の30%〜50%が範囲で、建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度額となっています。
オプション特約
auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」のオプション特約は、以下の7つです。
- 事故時諸費用特約
- 類焼損害・失火見舞費用特約
- 日常生活賠償特約
- 受託物賠償特約
- 自宅外家財特約
- 弁護士費用特約
- 居住用建物電気的・機械的事故特約
どのオプション特約も「タフ・すまいの保険」独自の特約というわけではなく、他の火災保険でも設けられているオプションです。
auじぶん銀行住宅ローンの専用火災保険の相談窓口
auじぶん銀行住宅ローンの専用火災保険の相談窓口は、auフィナンシャルパートナー株式会社より行われます。
auじぶん銀行住宅ローンの専用火災保険について、詳しく聞きたい方は、以下の窓口に問い合わせましょう。
電話番号 | 0800-170-7598 |
---|---|
受付時間 | 月曜日~金曜日 10:00~17:00 |
休日 | 土日祝日・年末年始 |
また、不動産会社経由または、銀行代理業者であるスターツ証券株式会社経由で住宅ローンを申込された方は、窓口が異なります。
それぞれの問い合わせ先は以下になりますので、注意してください。
不動産会社経由 | 住宅ローン営業部 提携住宅ローン専用窓口 電話番号:0120-926-777 ※メニュー番号は【3】です |
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スターツ証券株式会社経由 | スターツ証券株式会社の担当者に直接連絡 |
住宅ローンの火災保険は必須?
一般的に、住宅ローン契約時に、金融機関から火災保険への加入を勧められることがあります。
住宅ローンの契約では、担保として不動産に抵当権が設定されますが、火災や水災などで住宅が損傷・損失した場合、金融機関は担保価値の減少リスクに直面します。
火災保険に加入しておけば、損害保険会社から保険金が支払われるため、担保価値の減少リスクを軽減するために勧められるということです。
auじぶん銀行で住宅ローンを契約する際は、火災保険の加入は必須となっています。(公式回答)
ただし、どの火災保険に加入するかは自由ですので、必ずauじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」に加入しなければいけないというわけではありません。
借換えの場合の火災保険は?
auじぶん銀行で、住宅ローンの借換えをしたい場合、すでに加入している火災保険を解約しなければいけないのか?と不安に思っているあなた。
auじぶん銀行で、住宅ローンを借り換える際、すでに加入している火災保険を解約する必要はありません。(そのまま継続して利用して問題なし)
auじぶん銀行では、継続利用しても問題ありませんが、火災保険の保険期間が終了する場合は、新しい保険に加入することを勧めています。(公式回答)
まとめ
ここまで、、auじぶん銀行の住宅ローン専用火災保険「タフ・すまいの保険」について、詳しく解説してきました。
auじぶん銀行で住宅ローンを契約する際は、火災保険の加入は必須になっていますので、どの火災保険に加入するかしっかり検討しましょう。