スマホで、住宅ローンの借入金額や毎月の返済額を計算できるアプリは、たくさん公開されています。
その中でも、実際に使ってよかったものを、使い方も含めて3つ紹介。
目的に応じて使い分ければ、アプリを使って、求めたい金額を簡単に知ることができます。
- SUUMO 住宅ローンシミュレータ
- 住宅ローン計算シミュレーター「ローンメモ」
- 住宅ローン繰り上げ返済計算シミュレーター「ローンメモ繰上」
簡単操作でサクっと返済額を求めたい人向けアプリ
アプリの特徴
- 「年収」「毎月返済額」から購入価格が分かる
- 「購入価格」から住宅ローン毎月返済額が分かる
- シミュレーション結果を保存・削除できる
- 金融機関選択から金利を自動入力できる
- 診断結果から購入できる物件を探せる
SUUMO「住宅ローンシミュレータ」アプリは、手間をかけずに操作しやすいのが特徴です。
他のアプリでは、金利は手動入力で最新情報も自身でチェックしなければいけませんが、このアプリは、金融機関を選択すると自動的に金利が入力されます。
シミュレーション結果の履歴は見れますが、簡易的な情報しか掲載していないため、比較検討には不向きなアプリです。
購入できる金額(借入金額)と毎月返済額を、サクっと求めたい方には、オススメです。
ただし、シミュレーションの金額は、千円単位で四捨五入され、「購入可能な価格」「無理なく買える価格」も返済負担率でざっくり試算しているため、概算金額と考えていたほうが良いでしょう。
3つの住宅ローンシミュレーション
SUUMO「住宅ローンシミュレータ」アプリでは、以下の3つのシミュレーションができます。
- 今の年収から買える価格を診断
- 月々の支払額から買える価格を診断
- 購入価格から月々の支払額を診断
今の年収から買える価格を診断
以下の情報を入力・選択することで、「今の年収から診断した買える価格」「購入可能な最大価格」「無理なく買える価格」が求められます。
- あなたの年齢(歳)
- あなたの年収(万円)
- 用意できる頭金(万円)
- 金利(%)
- 返済期間(年)
住宅ローンの返済方法には、「元利均等方式」「元金均等方式」の2つがありますが、このアプリでは項目がありません。
シミュレーションの結果をチェックすると「元利均等方式」を採用しているようです。
元利均等方式と元金均等方式の違いが分からない方は【 元利均等返済と元金均等返済の違いは?住宅ローン返済はどっちがお得? 】で詳しく解説していますので、ご確認ください。
月々の支払額から買える価格を診断
以下の情報を入力・選択することで、「月々の支払いから診断した買える金額」「購入可能な最大価格」「無理なく買える価格」が求められます。
- あなたの年齢(歳)
- あなたの年収(万円)
- 月々の支払額(万円)
- 用意できる頭金(万円)
- ボーナス支払額(万円)
- 金利(%)
- 返済期間(年)
月々の支払額には、現在の家賃あるいは、毎月返済可能か金額を入力してみましょう。
購入価格から月々の支払額を診断
以下の情報を入力・選択することで、「月々の支払額」「希望物件購入額」「無理なく買える価格」が求められます。
- 物件の価格(万円)
- あなたの年齢(歳)
- あなたの年収(万円)
- 用意できる頭金(万円)
- 金利(%)
- 返済期間(年)
大まかな返済額と比較ができればいい人向けアプリ
アプリの特徴
- 「毎月返済額」「総返済額」「利息合計」が分かるシンプルな住宅ローンアプリ
- 最大5つのシミュレーションを保存できる
- 2つのデータを比較して、差額が分かる
住宅ローンでは、金利変動やボーナス払い、借り換えなどの要因から毎月の返済額が変化することがあります。
細かく計算するには、それに必要な情報を入力したり、ややこしいです。
「住宅ローン計算シミュレーター ローンメモ」アプリは、必要情報を最低限にし、スタンダードな返済額を簡単に計算してくれます。
「とりあえず、簡単に大まかな返済額と比較ができればいい」という方に向いているアプリです
住宅ローンの計算方法
①必要な情報を入力
住宅ローンの計算に必要な、以下の情報を入力します。
- 借入額(万円)
- 内ボーナス返済額(万円)
- 金利(%)
- 期間(年)
- 返済方式(元利均等方式・元金均等方式)
返済方式は選択ですが、他はすべてキー入力です。
最新の金利情報や返済方式の説明はありませんので、ある程度の知識や情報収集は必要です。
②入力項目以外の部分をタップ
すべての情報を入力したら、入力項目以外の部分をタップします。
入力項目以外の部分をタップすると、自動で計算結果に反映されます。
計算結果には、以下の情報が表示されます。
- 月々の返済額(初月の返済額)
- ボーナス時加算額(初回ボーナス時加算額)
- 総返済額
- 利息合計
- 利息割合
「月々の返済額(初月の返済額)」について、「月々」と「初月」で表示されているのは、元金均等方式の毎月の返済額が変るためです。
利息割合は、総返済額に対しての割合ですので、以下の計算式から算出されています。
最大5つのシミュレーションを保存
「住宅ローン計算シミュレーター ローンメモ」アプリでは、最大5つまで住宅ローンのシミュレーションを保存することができます。
①左へスワイプ
住宅ローンの計算結果を比較したい場合は、左へスワイプすると新しい住宅ローン設定画面「設定2」が表示されます。
同じように住宅ローンの情報を入力すれば、結果が表示されます。
設定画面は「設定1」~「設定5」の5つあります。
最大5つまで情報を保存できますので、いろいろシミュレーションしたい方には、便利な機能です。
住宅ローン比較
最大5つまで住宅ローンのシミュレーションを保存することができますが、その中から2つを選択して住宅ローンを比較することができます。
①「比較」アイコンをタップ
画面下部に「計算」「比較」「その他」の3つのアイコンがあります。
「比較」アイコンをタップすると、住宅ローン比較ページに移動します。
②「設定1」~「設定5」から2つを選択
「設定1」~「設定5」の中から比較した2つを選択します。
2つ選択すると2つの情報が並べられて表示され、以下の項目で差額が表示されます。
- 月々(or初月)の返済額
- (初月)ボーナス時加算額
- 総支払額
- 利息合計
差額は、プラスでもマイナスでも赤文字で表示されているので、注意が必要です。
繰り上げ返済をパターン別に比較した人向けアプリ
アプリの特徴
- 「元利均等方式」「元金返答方式」で返済額が分かるシンプルな住宅ローンアプリ
- 「期間短縮」「返済額軽減」で繰り上げ返済シミュレーションができる
- 最大5つのシミュレーションを保存できる
- 2つのデータを比較して、差額が分かる
繰り上げ返済計算シミュレーター「ローンメモ繰上」アプリは、先ほどの「ローンメモ」アプリと同じ開発元で、使い方がほぼ一緒です。
住宅ローンの繰り上げ返済に特化したアプリで、いろいろなパターンで比較シミュレーションできます。
繰り上げ返済するとどれぐらい返済額や期間が短くなるのか、比較シミュレーションしたい方に、オススメです。
住宅ローンの計算方法や比較方法は、「ローンメモ」アプリとまったく同じです。
繰上げ返済では、以下の情報を入力すると繰り上げ返済後の結果が表示されます。
- 繰上返済時期(年後)
- 繰上返済金額(万円)
- 返済方式(期間短縮・返済額軽減)
まとめ
ここまで、アプリを使って、住宅ローンの返済額を計算する方法を、解説しました。
住宅ローンの返済額を求める方法は、電卓以外にも色々あります。
- シミュレーションサイト
- エクセルの関数
- 返済額早見表(借入金額100万円当たりの毎月返済額)
- 電卓
- アプリ
じっくり比較検討したい方には、エクセルを使ったシュミレーションがお勧めです。
全体的にざっくり知りたい方は、シミュレーションサイトや電卓、アプリ、返済額早見表を使って求めたほうが早いです。
どれを利用しても結果はほぼ同じですので、現在ご自身が求めている情報を得られるものを利用しましょう。
その他の住宅ローン返済額を求める方法

住宅ローン返済額早見表!100万円当たりの返済額の倍数で簡単計算!
- 元利均等返済と元金均等返済の違い
- 返済額早見表の計算式と注意点
- 元利均等返済の返済額早見表(毎月返済額)
- 元金均等返済の返済額早見表(1回目返済額)

電卓を使った住宅ローンの計算方法!元利均等返済と元金均等返済に対応!
- 元利均等返済と元金均等返済の違い
- 住宅ローン返済額の計算式
- 電卓を使った簡単な計算方法
- 【おまけ】電卓が無くてもGoogle電卓で簡単に計算する方法

【無料】元利均等返済と元金均等返済に対応したエクセルテンプレート
- テンプレートのダウンロード
- テンプレートの使い方
- シミュレーション結果の比較と計算根拠
- その他のシミュレーション方法
住宅ローンの基本の「き」

元利均等返済と元金均等返済の違いは?住宅ローン返済はどっちがお得?
- 元利均等返済と元金均等返済の違い
- 2つの返済方法のメリット・デメリット
- 元金均等返済に向いている人は、こんな方
- 元利均等返済に向いている人は、こんな方