ウッドデッキには、ライフスタイルに合わせた魅力的な使い方がたくさんあります。
「 ウッドデッキの9つの使い方と目的別に考える4つの重要ポイント」では、ウッドデッキの使い方を具体的にイメージして、目的が明確になれば、考えるポイントが決まると説明しました。
こちらでは、まだ具体的にどんなウッドデッキを作りたいかイメージできていない方向けに、実際にウッドデッキライフを楽しんでいる方の使い方を紹介しています。
活用事例を参考にウッドデッキの目的を明確にして次のステップへ進みましょう。
ウッドデッキの活用例
ウッドデッキの活用例を、以下の9つの使い方に分けて紹介していきます。
- 子供の遊び場
- ペットの遊び場
- 洗濯物や布団を干すスペース
- お茶やランチを楽しむ空間
- 読書や昼寝などのくつろぎ空間
- ホームパーティーやバーベキューを楽しむ空間
- 趣味を楽しむ空間
- 屋外の収納スペース
- 他の部屋との通路
子供の遊び場
小さなお子さんがいる家庭では、子供たちが遊ぶ空間としてウッドデッキを考えている方が多いです。絵本を読んだり、おもちゃで遊んだり、夏にはビニールプールを置いてプール遊びをしたりと子供の遊び場として大活躍です。
三方目隠しフェンスを付けた子供の遊び場
間口4.4m×奥行3.6mの約16㎡あるウッドデッキ。奥行きもあり子供用の滑り台や玩具もたくさんおけて、子供達も楽しく遊べる空間になっています。しかも、中空ポリカ・ペアカーボの屋根付きで、雨の日でも気にせず遊べるのがいいですね。
ウッドデッキの三方には目隠しフェンスを設置して、近隣の視線も気にならず、落下の心配もありません。他にも耐久性の高いハードウッドのウリン材を使用しているので、長く使いたい施主の要望が読み取れます。
ウッドデッキのそばで土遊び
外壁面にタイルデッキがあるおしゃれな住宅で、タイルデッキに接してウッドデッキを設置した珍しい設計です。
リビングの延長でウッドデッキを使うことを考えておらず、子供たちが土遊びで楽しむ素敵な空間になっています。土だらけになってもお構いなしで子供たちは幸せそうですね。
ベランダにウッドパネル
最近はベランダ用のウッドデッキも販売されていますが、こちらではウッドパネルを使ってベランダを子供の遊び場にしています。ウッドパネルは施工もラクラクで、子供でもお手伝いがで簡易的なウッドデッキです。
夕食をベランダで食べている姿が微笑ましいですね。
ウッドデッキと人工芝で快適な遊び場に
こちらは、マンション屋上のルーフバルコニーに、子供の遊び場としてウッドデッキを設置した活用例です。ウッドデッキで囲った中心に人工芝を敷きつめて、素足で遊べるようにしています。
夏の陽射し対策でシェードが取り付けられる柱も完備しており、まさに子供が快適に遊べる空間となっています。
『ルーフバルコニーで子供を遊ばせたい!』 ハードウッドで囲まれた快適遊び場空間!
ペットの遊び場
ペットを外で思う存分遊ばせたい方には、外で安心して遊べるウッドデッキが最適です。ペットの落下防止兼逃げ出さないようにフェンスをつけておけば、安心して遊ばせられます。
愛犬を自由に安心して遊ばせる空間
施主の希望が「愛犬の柴犬を自由に安心して遊ばせるスペース」でした。飛び出さない高さのフェンスで囲い、障害物が何もないフラットなウッドデッキに仕上がっています。
実用性を考えて物干し金物をフェンスに取り付けていますが、邪魔にならないように折り畳みタイプを採用。散歩から帰ってきて足を洗うときも、邪魔にならないよう壁の隅に水栓をとりつけている賢い使い方です。
犬専用に特化したウッドデッキ
犬専用の遊び場として割り切っているので、横幅5,50mm×奥行1,330mmの細長いウッドデッキに仕上がっています。目的がはっきりしていて、他の用途での利用を考慮していないので、必要最低限の広さだけ確保した失敗のない活用事例です。
ペットはミニチュアダックスフンドと小型のため、フェンスの高さは50cmでも十分で、愛犬が外をのぞけるように5cm広めの隙間を設けているのもいいですね。
目隠しフェンスでプライバシーも確保されていて、ウッドデッキから独立して設置することで圧迫感をなくす効果があり、とても考えて作られているウッドデッキです。
ペットと泊まれる宿
最近は、ペットと一緒に泊まれる宿も珍しくなくなってきました。ペットが快適に過ごす空間として、とても考えられていますので、是非ウッドデッキ作りの参考にしましょう。
火山砂の広いドッグラン
こちらのドッグ施設では、ウッドデッキにプールを作ったり、火山砂の広いドッグランを設けて、思いっきり走り回れる快適空間になっています。
犬と泊まる宿なら伊豆高原のドッグリゾートプチホテル ONE MORE
ウッドチップを敷き詰めたドッグラン
こちらのホテルでは、広々としたウッドデッキと足腰にも優しいウッドチップを敷き詰めたドッグランがあります。ウッドチップは雨で濡れた状態でも足が汚れないので、ウッドデッキをきれいに保てます。
洗濯物や布団を干すスペース
ウッドデッキの使い方として主婦が求めるのが、洗濯物や布団を干すスペースの確保です。大きな布団を干す時にも充分なスペースを確保でき、スリッパの履き替えや段差がないから洗濯物もラクに干せます。
パーゴラの柱を使った物干しスペース
こちらは、施主から「洗濯物を干すスペースがほしい」と要望があって、既存のウッドデッキにパーゴラを設置した活用例です。パーゴラの柱に物干金物をつけたため床面はすっきりしており、洗濯物を干していないときは、他の用途にも利用できます。
サンルームの物干しスペース
こちらは、ウッドデッキの一部をサンルームにして、屋根から物干金物を吊り下げた物干しスペースです。ウッドデッキの前には車椅子が登れるようにスロープが設けられており、介護を考えたウッドデッキになっています。
サンルームの外でも洗濯物が干せるので、たくさん洗濯物があっても心配ありませんね。
お茶やランチを楽しむ空間
ウッドデッキにテーブルとイスを置けば、お茶やランチを楽しむスペースに。天気の良い日は太陽光と自然の風を感じながら、とても気持ちいい時間を過ごせます。
わざわざカフェに行かなくても、ウッドデッキでカフェ気分を味わえるのがいいですね。
簡易のテーブルとイスでも十分楽しめる
3m×3m程度の小さなウッドデッキの中に、簡易のテーブルとイスを置いてお茶を楽しんでいます。主さんも「狭いですが、4人くらいなら十分」と言っているように、どう過ごしたいのかで広さもアイテムも変わってきます。
ウッドデッキを作るときは、どう過ごしたいのかをしっかりイメージしましょう。
ランチを楽しむなら日よけも完備!
日差しが強いときに大活躍するのがパラソルです。ちょっとした日よけ空間や突然の雨除けにはパラソルが非常に重宝します。
こちらでは、自立型の大型パラソルを使って快適な空間となっています。太陽の角度が変わってもパラソルを移動すれば、常に快適空間を維持できるので、自立型のメリットの一つですね。
レジャーシートでウッドデッキランチ
お茶やランチと言えばイスに座って優雅に会話を楽しむイメージですが、ウッドデッキにテーブルを置かなくてもレジャーシートを敷いて、みんなでランチを楽しめちゃうのがいいですね。
手軽でお金もかからなくてピクニック気分を味わえるのも、ウッドデッキの魅力の一つです。
読書や昼寝などのくつろぎ空間
デッキチェアで読書したり、休日はハンモックでゆっくり昼寝をしたり、ウッドデッキはくつろぎの空間として最高です。日差しも気持ちよく日光浴を楽しめます。
座布団と傘だけでもお昼寝に最適
ウッドデッキでのんびりお昼寝するなら、リクライニングチェアとパラソルで過ごすのも至福のひとときですが、広いウッドデッキの上に座布団を敷いて傘をパラソル代わりにするだけでも、快適に昼寝ができちゃいます。
主さんが寝ているそばで子供が何かやっているのも幸せを感じますね。
テントを張ってデイキャンプ
ウッドデッキにテントを張ればキャンプさながらの気分が味わえます。アウトドア用の鍋で作った料理も格別でしょう!同じ空間でも空間を演出することでいろいろな楽しみ方ができる活用例ですね。
ハンモックがあるだけでテンション上がる!
一度は体験してみたいのがハンモック。ハンモック一つで南国のリゾート気分を味わえます。ハンモックは、パーゴラの柱・梁部分に直接ロープを取り付けているので、安全性も十分考慮されています。
ハンモック最高!自宅が海外ホテルのプールサイドに、癒し&寛ぎのリゾートデッキ
ホームパーティーやバーベキューを楽しむ空間
ウッドデッキの使い方の定番と言えば、休日友達を招いてバーベキューやホームパーティーを楽しむことですが、中には本格的なバーベキュー炉やピザ窯を作って、アウトドア料理を振舞うのが好きな方もいます。
燻製作りにもハマるウッドデッキバーベキュー
リビングダイニングのすぐそばに設けたウッドデッキは、バーベキューの食材運びにもラクラク。ご近所さんとBBQを楽しんだり、家族との食事を満喫しているご様子。
ウッドデッキで食事するときにハマっているのが燻製作りで、チーズやソーセージの出来立て燻製を食べられるのは、まさに至福のひとときですね。
趣味を楽しむ空間
趣味の家庭菜園やガーデニングで疲れたときの休憩の場、日曜大工のDIY作業場、ストレッチや瞑想・ヨガを楽しむ場。趣味を楽しむ場としてのウッドデッキ活用法は多種多様です。
ストレッチ・体幹トレーニングのできるエクステリア
ウッドデッキだけでなく、庭全体でストレッチ・体幹トレーニングができるようリフォームされています。目的がはっきりしているから、作るものも迷いがないですね。
ウッドデッキでは、バランスボール・腹筋ローラー・ストレッチポール・チューブなどのフィットネス器具を使って体幹が鍛えられます。
屋外の収納スペース
匂いがきつい生ゴミを一時的に置いておくゴミ収納スペースや物置スペースへのアプローチとして、ウッドデッキを活用する方も多いです。バックヤードの小さなスペースを有効活用して快適な日常生活を送れます。
勝手口から床板を延長
こちらは、基礎の根太まで業者へ依頼するハーフビルド方式で、床板・フェンスはDIYで作り上げたウッドデッキです。ご主人が休日しか作業できない理由でハーフビルドでお願いしたそうです。
勝手口スペースには、もともと室外機と収納ボックスがありましたが、ウッドデッキの端を勝手口まで伸ばすことでアプローチしやすくなっています。
スペースを有効利用して物置に!
ウッドデッキにDIYで物置収納を作る方は意外と多いです。金属製の物置では雰囲気が合わないこともあり、こちらの主さんは設計から考えて作っています。
場所は窓横にきれいに収まるように作られており、スペースを有効活用できるように屋根まで高さを伸ばしているので、収納力抜群です。
他の部屋との通路
ウッドデッキをつなげて他の部屋へ行き来したり、家の中心にウッドデッキを設けて、どの部屋からでも入れるようにしたりと、通路としても活用できます。
リビングから隣の部屋へ行き来できる
こちらは、リビング前のメインウッドデッキから隣の部屋へ行き来できる通路をつなげた設計です。隣の部屋の外壁に物干金物を設置し、リビング前のメインウッドデッキには、屋根をつけて屋根から物干金物を吊るしています。
エクステリアリフォーム カーポートと機能性の高いウッドデッキ設置
まとめ
ここまで、実際にウッドデッキライフを楽しんでいる方の使い方を、目的別に21例紹介してきました。
ウッドデッキの使い方を具体的にイメージできましたか?
ウッドデッキ作りで失敗しないためには、ウッドデッキの使い方を具体的にイメージして、目的を明確にすることが大切です。目的が決まれば、考えるポイントも明確になり失敗しないウッドデッキを作れます。
ウッドデッキの使い方が決まった方は、4つの重要ポイントから具体的に計画を進めていきましょう。
- 動線計画と設置場所(生活動線・家事動線・来客動線の3つの動線を考える)
- アイテムの有無(落下防止用フェンスや屋根・パラソル、テーブル・チェアなど)
- 必要な広さ(アイテムを置けるスペースも考慮する)
- 木材選び(耐久年数・床板表面の状態など)
ウッドデッキの目的が決まった方へ
目的が決まった方は、目的に合った具体的なウッドデッキプランを完成させましょう。
ウッドデッキの他の使い方と重要ポイントを知りたい方へ
目的別に考えなければいけないポイントを忘れた方は、もう一度確認しましょう。