錆びないポストはありません。
屋外で使用するポストは錆に強い素材や防錆塗装しても年月が経つにつれて錆が出てきてしまいます。
しかし 、錆びにくくする方法はあります。
こちらでは、サビに強いボスとの紹介と錆びにくくする方法についてわかりやすく解説しています。
サビに強い素材は?
ポストの素材としては主に以下のようなものがあります。
- ステンレス製
- アルミ製
- スチール製
- 銅製
- 鋳物製
- 樹脂製
- 木製
サビに強い素材で有名なのがステンレスですが、ステンレスは錆びないのではなく「錆びにくい」ということで、外部でよく利用される素材です。
ステンレスの種類
ステンレスの中でも錆びに強いステンレスと錆びに弱いステンレスがあります。
ステンレス素材で検索するとよく「SUS316」とか「SUS304」などと表記されていますが、これは成分の違いによるものです。
例えば、SUS304の主要成分は、18%のCrと8%のNiで 「18-8ステンレス」とも呼ばれます。
成分の違いによって錆びに対する強さにも違いがあり
の順に錆に強いです。
ステンレスの表記を見れば、より錆びにくいステンレスかどうかをチェックできますが残念ながら販売されているポストではそこまで細かく表示されているものはほとんどありません。
ステンレス製の中でもSUS304が利用されることが多いですが、SUS430はステンレスの中でも錆びやすいステンレスになりますので注意が必要です。
SUS304とSUS430の簡単な見分け方
ステンレスの表記がない場合は、どの種類かわかりませんが、もしもホームセンターなど現物を見て購入される方は磁石を持っていくと素材の違いが分かります。
SUS430は、磁石にくっつく性質を持っていますので、ポストに磁石を近づけてみて、もしもくっつけばSUS430製のステンレスポストということになります。
逆にくっつかなければ、 SUS304の可能性が高いです。
ポストをチェックできない場合は?
ネットショップからの購入や施工業者取り寄せなど現物を直接触れない場合は、確認することができません。
その場合は、メーカーに直接確認するか「オールステンレス」と表記されているかを確認しましょう。
錆びにくいポストを売りに出しているステンレスポストは、あえて「オールステンレス製」と書かれていることが多いです。
ステンレス錆びやすくなる環境
ポストを錆びにくくさせるには錆びにくい環境を作ることも重要です。
ステンレスが錆びる主な箇所は以下のようなところです。
- 水や汚れが溜まりやすいところ
- ステンレスと接しているところ
水や汚れが溜まりやすいところ
水や汚れが溜まりやすいところは、ポスト内の角や曲げ、溶接加工されている部分です。
水分や汚れが溜まりやすいと錆びやすくなっている場合があります。
ステンレスと接しているところ
例えば独立型ポストであれば、ステンレスポストとポールの接続部分であったり、埋め込み型ポストであれば、埋め込んだ縁の部分です。
ステンレスと接している部分に鉄などの金属が付着したままで、水に濡れた状態になるともらい錆びの原因にもなります。
金属に接していなくても風で金属粉が運ばれて付着することがありますので、錆びさせないためには、表面をきれいに拭いて錆びにくくなる環境をこころがけましょう。