カーポートが破損する原因の多くは、台風による損害です。
柱と屋根だけのカーポートは、風の影響を受けやすく、中には屋根ごと飛ばされて、近隣に危害を与えるケースもあります。
カーポートを守るだけでなく、他の人に危害を加えないためにも、カーポートの台風対策策は重要です。
すでにカーポートが台風で被害にあってこれから台風対策をおこなう方は、その前に火災保険で補償されるかの確認をしましょう。
火災保険で補償されるかについては【 台風で壊れたカーポートは火災保険で修理できる!?無料調査で保険金ゲット! 】をご確認ください。
こちらの記事では、台風対策をどのようにしたらいいのかについてわかりやすく解説していきます。
台風の大きさと強さ
気象庁では、風速をもとに台風の大きさや強さを表しています。
階級 | 最大風速 |
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強い | 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満 |
非常に強い | 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満 |
猛烈な | 54m/s(105ノット)以上 |
階級 | 風速15m/s以上の半径 |
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大型(大きい) | 500km以上~800km未満 |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
例えば、非常に強い台風は最大風速 54m/sのもなりますが、54m/sに耐えられないカーポートは、 屋根の一部が壊れたり、屋根が飛ばされたりして破損する可能性が高くなります。
耐風圧強度
カーポートの強度を表すために耐風圧強度というものがあります。
耐風圧強度とは、屋根がどれぐらいの風圧に耐えられるかという強度のことです。
カーポート3大メーカーであるLIXIL・YKKAP・三協アルミのカーポートカタログには必ず耐風圧強度が書かれています。
カーポートの種類によって耐風圧強度が違いますが、まとめると以下のようになります。
メーカー | 耐風圧強度の仕様 |
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LIXIL | 34m/s、38m/s、42m/s、54m/s |
YKKAP | 34m/s、38m/s、42m/s |
三協アルミ | 38m/s、42m/s、46m/s |
もしも、54m/sの非常に強い台風が接近してきた場合は、耐風圧強度 54m/s以下のカーポートは持たない恐れもあります。
そうならない為にも台風対策が必要となります。
台風対策の方法
台風対策を考える上でいくつかのパターンに分かれます。
- ①耐風圧強度の強いカーポートを設置
- ②既存カーポートの屋根を補強
- ③台風時だけカーポートを補強
①耐風圧強度の強いカーポートを設置
新設やリフォームをする場合は、耐風圧強度が強いカーポートを選ぶことは台風対策なります。
一番耐風圧強度があるカーポートは54m/sに耐えられるカーポートですので、そちらのカーポートを設置すれば、 強い台風が来ても風に飛ばされずカーポートを守ることができます。
もちろん強度が高ければ、その分費用がかかります。
②既存カーポートの屋根を補強
既存でカーポートをつけている方や、あまりお金がかけられない方は、屋根を補強する方法があります。
カーポートメーカーではオプションとして耐風圧強度をアップさせるパーツを販売しています。
例えば 、LIXIL の場合は屋根材ホルダーや母屋補強材のオプションが用意されています。
屋根材ホルダーは、台風などの強風で屋根材が飛んでいってしまわないように補強する部材で、母屋補強材は、母屋の中に芯材を入れることでも母屋の強度アップさせます。
③台風時だけカーポートを補強
台風の時に最も煽られやすいのか片流れタイプのカーポートです。
こちらの動画で見てわかるように片流れタイプのカーポートは強風に煽られて飛ばされそうになっています。
片流れタイプや後方支持タイプは柱が片方だけなので、駐車スペースが小さいところでは重宝されますが、強度が足りません。
そこで台風の時だけカーポート補強するために「サポート」というオプションがあります。
サポートは、強風時のバタつきを緩和するもので、強風で煽られやすい片側の屋根に取り付けます。
サポートには固定式と着脱式があります。
サポートを事前に購入していない場合は、ホームセンターで木材を買ってきて、サポート柱の代用とすることもできます。
その場合は、必ずカーポートの梁としっかり呈しましょう。
地面にも土嚢で囲うなど補強してください。
ゴルフネットやロープで屋根が飛ばされないようにする
カーポートにオプションは、設置するカーポートに対応していることが条件ですが、中には設置したカーポートでそういったオプションがない場合もあります。
そういう場合は屋根が飛ばされないようにゴルフネットなどの網目のネットで屋根を多い、ロープを使ってしっかり固定すれば屋根が飛ばされることはありません。
カーポート全体をゴルフネットで覆うことで最悪屋根材が破損した場合でも強風に飛ばされずに済み近隣の方に迷惑がかかりません。
もしも台風による被害を受けたら!?
もしも、カーポートが台風による強風で被害を受けたら、修理をする前に火災保険で適用されていないかチェックしましょう。
火災保険の適用内容を理解していない方は、無料でチェックしてくれるサービスもあります。
火災保険無料調査サービスは、無料調査だけでなく、申請までトータルでサポートしてくれますので、相談したい場合は便利です。
単に火災保険が降りるのかどうかを確認するだけでも利用できますので、必要な方は利用しましょう。