カーポートの柱の高さはどれぐらいにしたらいいか悩んでいるのかも多いです。
カーポートの柱の高さによってどういう違いがあるのかもしっかり理解したほうが失敗がありません。
こちらではカーポートの高さの3タイプと失敗しない選び方、高さ調整について、わかりやすく解説しています。
カーポートの柱の高さの違いは?
住宅の天井高さの違いも印象が変わりますが、カーポートでも柱の高さによって印象が大きく変りますし、機能的にも支障ができる場合があります。
低い場合と高い場合でどのように違うのかを確認しましょう。
カーポートの柱が低い場合
カーポートが低いと車を駐車した際に窮屈な感じで圧迫感があります。
ただし、高さが低い分、雨風の吹き込みが少なく、車が濡れません。
カーポートの柱が高い場合
屋根が高いと開放感があり作業スペースをします。
ただし、高さがある分、雨風の吹き込みが多くなり、車が濡れカーポートの意味合いが薄れてしまうこともあります。
カーポートの理想の高さ
カーポートの高さは、車の車高に30~50cm以上足した高さが最適な高さと言われています。
カーポートを高く設定してしまうと、横からの雨の吹き込みが多くなって車が濡れてしまいます。
将来、車を買う予定で、車種も大方決めているのであれば、その車に合った高さに合わせましょう。
後で高さを延長しようとすればできなくはないですが、延長するために費用がかかってしまいますので事前に計画しておけば後で無駄な費用はかかりません。
カーポートの有効高
カーポートの有効高とは、一般的に地面から柱と梁が連結されている部分までの高さのことです。
つまり、カーポートの柱の一番低い部分になります。
フラットな平地にカーポートを立てる場合は特に問題ありませんが、傾斜した土地にカーポートに立てる場合は、前後で柱の高さが異なることがあります。
車高ぎりぎりのサイズで高さを決める方は、一番低い部分のサイズに注意しましょう。
この一番低い部分のサイズを基準にカーポートの柱の高さを決めるのが1つのポイントです。
カーポートの高さの3つのタイプ
カーポートの高さには、大きく分けて以下の3つであります。
- 標準柱タイプ
- ロング柱タイプ
- ハイロング柱タイプ
ちなみに3大メーカーのLIXIL・YKKAP・三協アルミでは、3つのタイプを以下のように呼んでいます。
メーカー名 | 標準柱タイプ | ロング柱タイプ | ハイロング柱タイプ |
---|---|---|---|
LIXIL | 標準柱H22 (約2,200mm) |
ロング柱H25 (約2,500mm) |
H28柱 H28(約2,800mm) |
YKKAP | 標準H20 (2,000mm) |
ハイルーフ(H) H24(2,355mm) |
ハイロング(L) H28(2,800mm) |
三協アルミ | H23(2,300mm) | H25(2,500mm) | H28(2,800mm) |
標準柱タイプ
標準柱タイプの有効高さは、2,300mmまでのものが多いです。
主に軽自動車やコンパクトカー、スポーツカーといった車高の低いタイプの車は、標準柱でも十分な高さとなります。
標準柱はカーポートの中では一番低いタイプになりますので雨の吹込みを一番抑えられる高さになります。
ロング柱タイプ
標準柱タイプの有効高さは、2,500mmまでのものが多いです。
主にミニバンや大型車の場合は、ロング柱ぐらいの高さでないと圧迫感を感じます。
駐車スペースを日曜大工の作業場など別のスペースとして活用したい場合は、作業しやすいようにたくさんあった方が良いのでロング柱タイプがおすすめです。
また、標準柱とロング柱の中間ぐらいの高さが欲しい場合は、ロング柱タイプを購入して、柱をカットすることでお好みの長さに調整できます。
業者に依頼する場合は、その場で柱をカットして施工してくれますが、カット費をとらないところもあります。
事前にカット対応できるか、費用がいくらかかるのか確認をすると失敗がありません。
柱は大きくわけて3つのタイプがありますが、必ずしもそのサイズしかないのではなく、カットすることで自由に高さ調整ができるのが2つ目の高さを決めるポイントです。
ハイロング柱タイプ
標準柱タイプの有効高さは2,800mmまでのものが多いです。
車高の高い車やキャリア付きの場合は、こちらのハイロング柱タイプを選ぶ方が多いです。
ロング柱タイプでも収まる場合でもカーポートの空間に開放感を持たせたい方は、ハイロング柱タイプがおすすめです。