乾太くんがいるのかいらないのか決断できない。そう悩まれている方は、自分が以下のどのタイプの悩みなのか理解すると、決断しやすくなります。
- ①乾太くんの設置自体で悩んでいる
- ②衣類乾燥機の選択(ガス・電気)で悩んでいる
- ③衣類乾燥機以外の代替案(浴室乾燥機など)で悩んでいる
- ④設置できるかどうかで悩んでいる
- ⑤購入したあとに後悔するんじゃないかと悩んでいる
ちなみに、私は⑤タイプで、後悔していません。(むしろめっちゃ便利で使いまくり)
記事の内容
- 乾太くんの設置を検討して、最終的にやめた人の理由
- コストで考える
- コスパで考える
- 衣類乾燥機の選択(ガス・電気)で悩み、乾太くんをやめた人の理由
- ガス式VS電気式
- 電気式なら、ドラム式洗濯乾燥機も比較検討する
- 衣類乾燥機の代替案(浴室乾燥機など)で、乾太くんをやめた人の理由
- コストと乾燥機能で、代替案にするか検討する
- 部屋干しは、冬にメリット・夏にデメリットで要注意
- 設置不可で、渋々乾太くんをやめた人の理由
- 賃貸物件では、大家の許可次第(期待薄)
- 抜け道として、外部設置や「窓パネルセット」を検討する
- 乾太くんを購入して、失敗だったと後悔した人の理由
- 購入前に不満内容を理解する
このページでは、乾太くん購入をやめた人の理由から、失敗しない選択をするための決断ポイントをまとめています。
乾太くんを購入するか悩みすぎている方は、一度頭の中を整理して、決断ポイントから後悔しない選択をしましょう。
乾太くんをやめた人・後悔した人のタイプ
乾太くん(かんたくん)をやめた人・後悔した人のタイプは、以下の通りです。
- 乾太くんの設置を検討して、最終的にやめた人
- 衣類乾燥機の選択(ガス・電気)で悩み、乾太くんをやめた人
- 衣類乾燥機の代替案(浴室乾燥機など)で、乾太くんをやめた人
- 設置不可で、渋々乾太くんをやめた人
- 乾太くんを購入して、失敗だったと後悔した人
乾太くんの設置を検討して、最終的にやめた人
乾太くんの設置を検討して、最終的にやめた人は、合理的な理由でやめた方が多いです。
つまり、コスト・デメリットとメリットを天秤にかけて、コスト・デメリットに見合うだけのメリットがなかったという方です。(特にコスト)
こういう方は、乾太くんの設置をやめた後の生活を振り返っても、なくても全然問題なかったと後悔しない方が多いです。
コストで考える
コストで考える場合は、トータルコストで考えましょう。
トータルコスト=イニシャルコスト+ランニングコスト
イニシャルコスト
イニシャルコストとは、初期費用や導入費用といった最初に必要になるお金のことです。乾太くんの場合は、以下が該当します。
- 乾太くん本体費用(付属品含む)
- 工事費用
- 据え付け工事
- ダクト配管工事
- ガス配管工事
- 諸費用
乾太くんのイニシャルコストの相場は、だいたい15~30万円ぐらいの範囲です。
乾太くんの設置費用については、「乾太くん8キロの設置費用は約20万!費用を安く抑える6つの裏技!」で詳しくまとめていますので、こちらを確認しましょう。
どうしても乾太くんを使いたくて、コストで悩んでいる方は、設置費用を安く抑える方法を6つ紹介していますので、参考にしてください。
ランニングコスト
ランニングコストとは、定期的に必要になるお金のことです。乾太くんの場合は、以下が該当します。
- ガス代
- 電気代
- フィルター交換代
ランニングコストの中で一番ネックになるのは、ガス代です。ウクライナ情勢や円安などの影響によって原料価格が高騰し、価格転嫁でガス代も値上がりしています。
ガス代の値上がりを懸念して、見送りあるいは様子見をする方もいらっしゃいます。
コスパで考える
合理的な考えで、コスパから考える方もこちらのタイプです。コスパから考えるとは、費用に見合うだけの効果がどれぐらいあるのかということです。
例えば以下の2つの家族を比較してみます。
- A家族:5人家族で、洗濯機を1日に最低2回はまわす
- B家族:2人家族で、洗濯は3~4日に1回程度
同じ乾燥容量の乾太くんを使うなら、当然使用回数の多いA家族の方がB家族よりもコスパ(費用対効果)がよいと言えます。
逆に、B家族は利用頻度が低いので、10~20万円かけるほど魅力を感じません。こちらは、実際に乾太くんを検討したけど、最終的に購入をやめた方の理由そのものです。
洗濯量が少なければ、「干す・畳む」労力も少ないので、合理的にコスパが悪く、乾太くんの購入をやめるに至ったわけです。
衣類乾燥機の選択(ガス・電気)で悩み、乾太くんをやめた人
こちらは、衣類乾燥機の導入は考えているけど、電気式衣類乾燥機・ガス式衣類乾燥機・ドラム式洗濯乾燥機のどれがいいか悩まれて、乾太くんをやめた方々です。
衣類乾燥機を導入する前提での悩みのため、おのずと電気とガスのどちらがメリットがあるか判断して、ガス式衣類乾燥機をやめたということになります。
さらに、ドラム式洗濯乾燥機と電気式衣類乾燥機で比較して決定という流れが、ワンセンテンスです。
ガス式衣類乾燥機のメリットと言えば、なんといっても乾燥時間の早さ。ふわふわ仕上げもありますが、電気式と比較するとココが一番のメリットでしょう。
ただ、それでも乾太くんを選ばなかった理由の多くは、コストと追加工事(ガス工事)です。あとは、乾燥だけできれば、乾燥時間が長くても問題ないという方が電気式を選択しています。
電気かガスかで悩んでいる方は、それぞれのメリット・デメリットをしっかり把握して、順位付けしてください。順位付けしてガスのメリットが上位を占めるようなら、乾太くんを選択しましょう。
衣類乾燥機の代替案(浴室乾燥機など)で、乾太くんをやめた人
こちらは、乾太くんをやめて、浴室乾燥機や除湿器を使った部屋干しを選択した方々です。
衣類乾燥機の代替案を選択した方は、乾燥機能は欲しいけど、コストをなるべく抑えたいという方が多いです。
衣類乾燥機は、干す手間を省くメリットがありますが、その手間よりも効率よく部屋干しができればよいと考えている方にオススメな選択です。
部屋干しは冬にメリットがある?
部屋干しは冬にメリットがあるから、乾太くんをやめたという方もいらっしゃいますが、これは要注意です。
冬は空気が乾燥しており、加湿器を利用する方も多いです。冬の乾燥対策として、部屋干しで室内の湿度を保つ方法がよく取り上げられますが、梅雨の時期はメリットがデメリットに逆転します。(梅雨がない北海道でも湿度が高い日は同じ)
冬は確かに部屋干しでプラスに働きますが、梅雨の時期は湿度が高いので、部屋干しすると余計に室内がじめじめして、洗濯物がなかなか乾きません。さらに、湿った洗濯物を長時間干していると、モラクセラ菌が増殖して、あの独特の部屋干しの臭いが充満します。
冬の部屋干しは、確かにメリットがありますが、梅雨時期にはデメリットに逆転することを理解した上で、乾太くんがいるのかいらないのか検討しましょう。
設置不可で、渋々乾太くんをやめた人
こちらは、乾太くんを設置したくても設置できない環境で、渋々乾太くんをやめた方々です。
賃貸物件
設置できない環境で一番多いのが、賃貸物件です。乾太くんを設置するには、以下の2つの工事がネックとなります。
- ガス配管工事
- ダクト配管工事
どちらの工事も基本的に外壁に穴を開ける必要がありますが、穴を開けるには大家さんの許可が必要です。
戸建ての賃貸なら、もしかしたら大家さんが許可してくれるかもしれませんが、コンクリート造のマンションの場合は、そう簡単に外壁に穴を開けることができません。
ガス衣類乾燥機、乾太くん。
窓パネルセットで排湿ホースをドンドンのドンです。#ガス衣類乾燥機#乾太くん#ドンドンのドン pic.twitter.com/JNPWkpCh3o— 鈴木正秀【公式】お風呂が湧きました (@suzukimasahide) July 14, 2021
どうしても設置したい方は、外壁に穴を開けない外部設置や窓にとりつける「窓パネルセット」を使用する方法を検討しましょう。
穴あけ問題を回避できたら、あとは既存のガス管を分岐できるかどうかです。こちらについては、ガス業者さんにガス管を分岐して接続可能か確認しましょう。
オール電化で設置できなかった?
乾太くんを設置できなかったという人の中に、「オール電化にしたかったから」という理由の方もいました。
最近は、IHクッキングヒーターやエコキュート、床暖房などガスを使用せずにすべて電気エネルギーで賄うオール電化の住宅も多いですが、オール電化の理由で乾太くんを設置できない縛りはありません。
我が家は、IHクッキングヒーターとエコキュートですが、乾太くんのためだけにプロパンガスを契約しています。ただ、ガスを乾太くんのためだけに契約するとなれば、その分光熱費は上がります。
オール電化でも、乾太くんは設置できますので、勘違いしないようにしましょう。
乾太くんを購入して、失敗だったと後悔した人
こちらは、乾太くんを購入したことを失敗だったと後悔した方々です。といっても、「失敗=いらなかった」というわけではありません。
乾太くんを購入して、やっぱりいらなかったと後悔した人がいないか一応調べてみたのですが、感情バイアスが働いているのか、そういった投稿やブログは見当たりませんでした。
後悔というよりは不満に感じている人で、主に以下の内容で不満に感じているようです。
- フィルター掃除が面倒
- 乾太くんの音が煩い
フィルター掃除が面倒
乾太くんにはフィルターが付いており、定期的な掃除が必要です。しかし、フィルターの掃除は手間がかかり、面倒な作業と感じる人もいます。乾太くんのフィルター掃除を怠ると、乾燥時間が長くなったり、故障の原因にもなります。
たしかに乾太くんの掃除は面倒ですが、実は手抜きでOKです!
手抜きする乾太くんの掃除方法については、「乾太くんの掃除は手抜きでOK!フィルター掃除を楽にするコツ」で詳しくまとめていますので、こちらを確認しましょう。
乾太くんの音が煩い
実際に測定すると、乾太くんの騒音レベルは約60dBで、「掃除機、騒々しい事務所」レベルの音です。
乾太くんを洗面所に設置している方も多いと思いますが、個人的には室内ではそこまで気になりません。
静音パイプフード
室内の音は、基本的に住人の問題ですが、外部のパイプフードから出る音は近隣住民に影響を与えます。静まった夜に乾太くんを使用すると、パイプフードから出る音は大きく、夜間使用をためらうぐらいです。
そこで、リンナイでは、静⾳性に配慮したパイプフードを新たにラインアップしています。
静⾳性に配慮したパイプフード「DFK-80・DFST-80」は、吸音性があるグラスウールをフードの中に入れており、現行パイプフードと比較すると、約10dBの低減効果があります。
近隣環境で音を気にしている方にオススメです。
まとめ
ここまで、乾太くん購入をやめた人の理由から、失敗しない選択をするための決断ポイントを解説してきました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 乾太くんの設置を検討して、最終的にやめた人の理由
- コストとコスパで考える
- 衣類乾燥機の選択(ガス・電気)で悩み、乾太くんをやめた人の理由
- ガス式VS電気式
- 電気式なら、ドラム式洗濯乾燥機も比較検討する
- 衣類乾燥機の代替案(浴室乾燥機など)で、乾太くんをやめた人の理由
- コストと乾燥機能で、代替案にするか検討する
- 部屋干しは、冬にメリット・夏にデメリットで要注意
- 設置不可で、渋々乾太くんをやめた人の理由
- 賃貸物件では、大家の許可次第(期待薄)
- 抜け道として、外部設置や「窓パネルセット」を検討する
- 乾太くんを購入して、失敗だったと後悔した人の理由
- 購入前に不満内容を理解する
「乾太くん購入は確定で悩んでいるのか」「電気式衣類乾燥機や代替案で悩んでいるのか」「設置条件で悩んでいるのか」悩みは人それぞれです。
他の人がどういう点で決断したのか、決断ポイントを参考に、後悔しない選択をしてください。