注文住宅の付帯工事費の相場と見落としやすい費用

注文住宅の付帯工事費(別途工事費)ってどれぐらいかかるの?相場はどれぐらい?と悩む方も多いと思います。

付帯工事費(別途工事費)は、建物を建てる本体工事には含まれない工事のことをいいます。

一般的には、本体工事費の20%程度が付帯工事費となります。

 

こちらの分け方はハウスメーカーか地元の工務店などに見積もりを依頼する際に同じようなわけかたで見積書を作成します。

 

ただし、一概にどの工事がどこに入るかは厳密には決まっておらず、それぞれの業者のルールに従って割り振られます。

 

ハウスメーカーや工務店のチラシや広告ではよく「本体価格○○万円」など表記されていることがありますが、この中に付帯工事費(別途工事費)が含まれていない場合が多いです。

もしも、この中に含まれていないのであれば、本体工事費の20%程度を付帯工事費(別途工事費)として予算に組み込みましょう。

 

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付帯工事費(別途工事費)の主な項目

付帯工事費(別途工事)には主に以下のような項目が含まれます。

ここにあるものがすべてではないので、必ず担当者にどういった項目があるのかを確認しましょう。

 

  • 給排水衛生設備工事
  • 上下水道引き込み工事
  • 空調設備工事
  • 地盤補強工事
  • 電気設備工事
  • 外構工事
  • カーテン工事
  • ガス工事
  • 照明器具工事
  • 解体工事

 

給排水衛生設備工事

給水メーターから水栓までの給排水や設備設置にかかる工事になります。水道設備会社が施工します。

 

上下水道引き込み工事

人間が生きていくには水が不可欠です。家に水を通すための上下水道の給排水管の引き込み工事になります。土地に勾配があった場合など、形状によっては費用が高くなる場合もあります。

 

施工は、自治体が指定する水道設備会社が施工を行います。

 

空調設備工事

リビングにとりつけるエアコンなど、空調設備自体のエアコン機器代やそれを取り付ける取り付け工事費は付帯工事扱いが多いです。

 

地盤補強工事

土地を購入した場合に、地盤が強いかどうかチェックが必要です。チェックしたときに、地盤が軟弱であれば、地盤を補強するための地盤改良工事が必要となります。

こちらは施工方法によって大きくコストが異なってきますので、どういった地盤改良をするのか確認しましょう。

 

電気地盤補強工事

家の外の電灯やインターホーンなどの配線・配管やその機器を取り付けるための取り付け工事。

電気設備会社が施工します。

 

外構工事

駐車場や門扉など家の周りの工事。外構工事専門会社やガーデニング会社が施工します。

 

建物を施工する会社が施工する場合でも外構工事は別途契約になることが多いです。

 

カーテン工事

カーテンやカーテンレールなどの設置は、本体工事に含まれず別途工事になる場合が多いです。

 

ガス工事

ガス栓からガスメーターまでの配管を敷設するための工事。

引き込みは、ガス会社が無償で行うことが多いです。

 

照明器具工事

照明器具の購入代金や、設置費などは別途工事になることが多いです。

 

解体工事

解体工事は、建て替えなど既存建物を解体する工事で、解体費用や撤去費用がかかります。

 

 

建築士・宅地建物取引士・建築積算士・被災建築物応急危険度判定士・SEOコンサルタント

分離発注で家建築。
「気密?知らん。気密は秘密」と笑ってギャグを飛ばすおじいちゃん大工さんたちと独学で高断熱高気密住宅を建ててみた。
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